OTASUKExx恋路線!?

大丈夫なわけない。

がくとの手には洗面器に氷を入れて持ってきてくれようとしている所だった。

「...がくと、卓球しよ、旅館と言ったら卓球だよ。」

「は?まぁ、いいけど...?」

出てきそうな涙を堪えてがくとと卓球をした。

「うらぁっ!」

「おっ...と、」

カコンカコンと音を鳴らしてネット上を素早く動くピン球
長く続く乱打は、
疲れてきてスピードが落ちる。
そしてうちの身体は限界だ。

「......桜恋、大丈夫か?ヤケになってるぞ。」

「...もぅ、無理......疲れた..」

さっき泣きそうになった事など忘れたように疲れきっていた。

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