追いかけて繋ぐ恋
「お昼過ぎから2回吐いたのよ。で、病院に行こうと思って」


よく見るとゴン太の顔が苦しそう。

「あたし、連れて行くよ。お姉ちゃん、バイトあるんじゃなかった?」


「ほんと?じゃあ、頼むね」


お姉ちゃんからゴン太を受け取った。


「朋花、俺も行くよ。貸して」


受け取ったばかりゴン太を吉永くんが持ってくれた。


「ありがとう」

「こいつがゴン太か~。かわいいな~」


ゴン太の頭を撫でて、笑った。


太陽の光が吉永くんの頭に当たって、髪の毛がキラキラしていて、笑顔が特に眩しくて、ときめいた。
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