追いかけて繋ぐ恋
「朋花ちゃん、わざわざプレゼントを用意してくれてありがとう」

薫さんが隣りに座った。


悠希へのプレゼントはいつ渡そう。

バッグの中に入っているプレゼントを出そうとバッグを持った。

「そうだ!」

隣りにいる薫さんが手を叩いた。


えっ?何?

バッグを手に持ったまま固まってしまった。


「ねえ、朋花ちゃん?プレゼントをもらったお礼に明日悠希と出掛けない?」


「はい?」


またよく分からない提案ですが…。

それに、それって、お礼っていうのでしょうか?

どう答えていいか分からなくて、助けを求めるように悠希を見た。


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