追いかけて繋ぐ恋
まずバスに乗って、駅まで行く。

バスの中では終始無言…。

電車に乗って10分経った…あと30分かかるらしい。


悠希は文庫本を読んでいる。
私も本持ってくればよかったな‥。

読書の邪魔は出来ないし。
ぼーっと外の景色を眺めていた。

今日は秋晴れで、きれいな青空が車窓から見えた。



コテン…


肩に軽い衝撃…。

ん?

えっ?

ええ~?


肩に悠希の頭がある…。

ね、寝てるの?

そっと顔を覗く。

やっぱり、寝ていた。


顔が近いよ。


< 162 / 213 >

この作品をシェア

pagetop