追いかけて繋ぐ恋
苦しむ人
遊園地デートから気付くと一か月も経っていた。


遊園地に行った日から私たちの関係は何も以前と変わらない。
あのデートは夢の中の出来事だったのかもしれない。

悠希のことが好きなのに、なかなか近付けない。

何となくまた避けられているようにも感じるから。


それでも、たまにチラッとみる悠希の携帯に付いている猫のストラップを見ると嬉しくなるのだった。


昼休み

日直だった私はプリントを取りに職員室に行った。

プリントを抱えて、廊下を歩いているとある部屋から悠希が出てきた。


まさか…いつも昼休みはここに?

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