追いかけて繋ぐ恋
久しぶりの2人乗り。

私は前と同じように悠希のシャツを掴んでいた。


「朋花んちに送ればいい?」

「えっ?あの…」

家に送ってもらって、バイバイされたら誘った意味がない。

話をしたいのだけど。


「それとも、うち来る?」

「あ、じゃあ悠希んちに…」

「オーケー」


ニャア~

悠希んちに行くのは夏休み以来なので、ブルーに会うのも久しぶり。


「また大きくなった?」

「マジでデブ猫になりそうだよ」

悠希が笑うから私も笑う。


やっぱり悠希の笑顔、いいな~。



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