追いかけて繋ぐ恋
食事が終わり、外に出ると小さな白い物が空から落ちてきた。


「雪だ~」


私たちは空を見上げた。

小さな雪がいっぱい落ちてくる。



「さむーい!」


貰ったばかりの手袋をはめて、自転車置き場までゆっくり歩く。


手袋の上にも雪が落ちた。


手袋がキラキラ光った。


「ホワイトクリスマスだな」


「今までで一番最高のクリスマスと誕生日かも!」


「俺も」


いつものように少し前を歩く悠希が止まった。

「朋花」


大好きな人が私を呼ぶ。

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