追いかけて繋ぐ恋
吉永くんは窓際希望かな。

私は一番後ろがいいな。

そしたら、吉永くんを見れるし。

って…私は何で吉永くんが見たいのだろう?

自分で自分の気持ちに疑問を持ってしまった。


吉永くんは窓際の席を引いた。

私の席は希望通り一番後ろになった。


昼休み、いつもより早くに吉永くんが戻って来た。

ん?

こっちに近付いて来る?

私はお弁当箱を片付けていた。


「朋花」

私に用?

「何?」

吉永くんに呼ばれるとドキドキする。

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