追いかけて繋ぐ恋
私はブルーを撫でながら、うんうんと頷いた。

「ふ~ん、ただのクラスメートね」

宮下くんの顔は納得してない顔だった。


それから3人で仲良く勉強会。

吉永先生の教え方はとても分かりやすかった。


しかし


いつも教科書を開かない、ノートを取らない人が何で出来るのか分からなかった。


ずっと疑問に思っていた。

今なら聞けるかも。


「吉永くんは何でそんなに出来るの?」

「こいつ、学校じゃ何もしないくせに出来るからむかつくよな~」

宮下くんが手を止めて言う。
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