追いかけて繋ぐ恋
「快の面倒も見てもらえるしね」

気付くと、快くんは吉永くんと宮下くんと遊んでいた。


ふと時計を見ると6時過ぎていた。

「あたし、帰らないと!」

急いで荷物をカバンに入れた。


「朋花、送るよ」


吉永くんがカバンを持った。

「大丈夫だよ、まだ明るいから…」

「いいから」

腕を掴まれ、玄関に引っ張られた。

吉永くんはやっぱり強引なとこがある。


「綿谷、バイバイ」

「朋花ちゃん、また来てね」

「お姉ちゃん、今度遊ぼうね」


ニャア-


みんなに見送られた。

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