追いかけて繋ぐ恋
「ブルーは元気?」

やっと言葉を発することが出来た。

「ん、元気だよ」

短い返事だ。

会話終了しました…。


次の話題を見つけることが出来なくて、また無言で歩いた。


吉永くんの家に入るとお姉さんの薫さんと快くんがいた。


「やっと帰ってきた!」

薫さんは待ちくたびれた~と言う。


「ゆうくん、あそぼ」

快くんは吉永くんの手を持って、ぶんぶん振った。


「じゃあ、よろしくね~」

薫さんは快くんを置いて出て行った。


「薫さんはお出かけ?」

「ん、だから快はうちでお留守番」

「そっか~」

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