追いかけて繋ぐ恋
吉永くんが着替えてくる間、私は快くんとブルーと遊んだ。

快くんもブルーもかわいくて、心が和む。


着替えてきた吉永くんはとんでもないことを言い出した。

「俺、今から2時間だけバイト行ってくるから、快の面倒を頼むよ」


はい?


「もしかして、そのために私を呼んだの?」

「うん、この前勉強を教えてやっただろ?その代わりだと思えよ」


勝手なことを言う。

またもや強引だ。


「快、朋花お姉ちゃんと遊んで待っていてな」

快くんの頭を撫でた。

快くんは「は~い」と片手を上げて、気持ちの良いお返事。


勝手に決められた私は気持ち良くなかった。

< 75 / 213 >

この作品をシェア

pagetop