追いかけて繋ぐ恋
でも


かわいい快くんと遊ぶのは楽しかった。


もう少しで2時間経つからそろそろ帰ってくるかな?と時計を見た。


「ふわ~~~~~」

快くんが大きな欠伸をした。

「お姉ちゃん、眠い…」

「寝ていていいよ」

ブルーがいつも寝ている布団に転がって、快くんはあっという間に寝た。

ブルーも快くんの横で丸くなって寝ている。


私はかわいいな~とソファーに座って、眺めていた。


「朋花、朋花…」

誰かが耳元で私を呼ぶ。

ゆっくりと目を開けると目の前に吉永くんの顔があった。


「ワッ!」

「おい…大きな声を出すな」

吉永くんが私の口を押えて、小さな声で話した。

「快が起きるじゃん?」




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