追いかけて繋ぐ恋
「ん~、家に行ったからといって…親しいわけではないよ。特別な気持ちがあって、行ったのではなくて成り行きで行った感じだし」


私は一人で納得して、またパフェを食べ出した。


志織はケーキを食べていた。

「宮下くんとも仲良くしてるよね?」


志織は宮下くんが好きだったって前に言ってたことを思い出す。


もしかして、今も好きなのかな?


「宮下くんは吉永くんの友だちだから…それでちょっと話しただけだよ」

「志織~嫌みな言い方しないで、ちゃんと言いなよ」

タルトを食べていた和香が志織の肩を叩いた。


「嫌み言ったわけじゃないよ…」
志織はちょっと狼狽えた。

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