追いかけて繋ぐ恋
私はコクリと頷いた。


「朋花は買い物?」

吉永くんが私の荷物を見た。


「うん、新しい傘買ったの」

持っていた赤い傘を少し持ち上げた。


「赤い傘か、朋花っぽい。似合っている」


似合っていると言われて、何だか嬉しくなった。

吉永くんはTシャツとかを買ったと言う。


私と吉永くんは同じバス停で降りた。

「吉永くんちだったら次で降りるんじゃないの?」


「そこのペットショップでブルーの餌買って帰るつもりだから」


「あたしもゴン太のおやつ買って行こうかな」


吉永くんと一緒にペットショップに入った。

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