追いかけて繋ぐ恋
吉永くんは気持ち良さそうにしているブルーを抱いて、私の横に座った。


ブルー、暖かそう。


「ねえ、私もブルーを抱っこしたい」


手を出した。


「いいよ、ほら」


ブルーが私の腕の中に来た。


「あったかい」

「気持ちいいだろ?」

「うん」


私の腕の中にいるブルーに手を伸ばして、吉永くんは撫でた。


吉永くんの顔が近くに来て、ドキッとした。


やっぱりもっと吉永くんのことを知りたい。

近付きたい。


聞いてみたいことは色々ある。

何から聞こうかな。

吉永くんがブルーの頭を撫でていたから、私はお腹を撫でた。


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