本気で好きなんだ。


「……は?」


ガシャンとお粥ののった御盆をテーブルにおいた。


『私さ……、拓斗のこと別に好きじゃないんだ。
今まで言った、好きも嘘。
今までにした、キスも特別な感情はなかった。』




とびきりの嘘を、吐いた。

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