スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
「ヒナ、離せって!」
「いや。絶対に殴っちゃダメッ!」
ダイちゃんは今、大事な教育実習中なんだよ。
他校生を殴るなんて 絶対にダメに決まってるじゃない!
「フッ。仲がいい兄妹で、なにやってんだか」
「お前、絶対に…許さねぇ」
「ダイちゃん、やめてったら!!」
必死の力で前に行かせまいと、ダイちゃんの腕を引っ張る。
「まぁ、今日はこれで帰るわ。じゃ、ヒナちゃん…またね」
光貴くんはズボンについた土を手で払うと、一瞬こっちを見てニヤッと笑い…この場所から去って行った。