スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
──────バンッ!
助手席のドアが勢いよく閉められると
あたしは背中を押されるような形で、ダイちゃんに無理やり助手席に座らされた。
車中、ずっと…ダイちゃんは黙ったままで。
理由はよくわからないけど、怒ってることだけは十分伝わってくる。
「ダイちゃん、あのね……」
「…………」
「お願いだから、無視しないでよ」
ダイちゃんの左手にあたしは自分の右手を…そっと重ねた。