スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
なんて…ひどいことをしたんだ…俺は。
「ヒナ…ごめん」
ヒナを自分の胸に抱き寄せた。
「うぅ…っ…」
「えっ」
すると、胸の中にいる…ヒナの体が小刻みに震え出しはじめた。
そんなになるまで、なんで我慢してたんだよ。
「ふぇ…っ…ぅっ…」
子供みたいに泣きじゃくるヒナの頭を
あの頃と同じように何度も優しく撫でてやる。
「ヒナ、ゴメンな…ゴメンな」
何回も謝りながら…俺は今にも零れ落ちそうな涙をこぼさないように我慢した。