スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
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次の日、ダイちゃんにどんな顔をして会えばいいか…わからなかった。
でも、そんな時に限って…ハプニングが起きる。
えっ、どうして…?
「早川先生、どうしたんですか?倉石先生はお休みですか?」
「倉石先生は大事な電話がかかってて。それで今朝は代わりに俺が……」
教壇の前に立つダイちゃんは、いつもと変わらない様子に見えた。
淡々とみんなに向かって伝達事項を話す姿を見ていると、一瞬だけ切れ長のきれいな瞳がこっちを向き
思わず…昨日されたキスを思い出して、頬が異常なくらい熱くなる。
「ヒナ、どうかした?」
あたしの小さな異変に気づいた美琴が声をかけてきた。
「……なんでもない」
笑ってそう言ったけど、そんなの嘘だ。
なんでもないはずがなかった。