スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
【10】守りたいモノ
[ ダイ:side ]
「もう、朝かぁ……」
少しカーテンを開けて、その隙間から空を見ると、昨日の嵐のような天気が嘘のような青空だった。
「クスッ。まだ気持ちよさそうに寝てやがる」
あれから…俺は先に寝てしまったヒナをベッドに運んだ。
「見てて飽きないくらい…かわいい寝顔してるよなぁ」
まだ夢の中にいる…ヒナ姫についついイタズラしたくなってみたり。
つーことで、マシュマロみたいに柔らかい頬をツンツンと指で突いてみた。
「ん───・・・」
普段なかなか聞けない…苦しそうな声。
ヤベッ、なんだか…色っぽくないか。
って、これじゃ俺…ただの変態みたいじゃん!