スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
もう少しの間、この寝顔を見ていたい気もするけど、学校もあるし…残念だけど起こすか。
「ヒナ、起きろよ」
「ん…ママ。もう、ちょっとだけ」
「ぷっ…」
完全に寝惚けてやがる。
こんな些細なことが、俺に幸せを感じさせてくれるなんて。
「……あれ?ここ、どこ?」
「ヒナ姫、やっとお目覚めですか?」
「どうして、ダイちゃんが…」
まだ眠いのか、大きな目が半分しか開いていない。
「お目覚めのキスをどうぞ」
───チュッ…
「朝から、なにするのよっ!」
不意打ちのキスをすると、ヒナが完全に目を覚ました。
毎日、こんな幸せな笑みがこぼれる朝を迎えられたらいいのに…って思った。