スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
だけど、これで話が全部…終わったわけじゃない。
「でも…また、このようなことが起きたら、その女子生徒にも重たい処分を考えます」
「……はい」
校長が言いたいことはすぐにわかった。
もう…この時、覚悟はできていたんだ。
「あなたは、さっき約束したことを絶対に守って下さい」
「はい…わかってます」
信じられないくらい…冷静に答えていた自分。
でも、そんなの嘘っぱちだ。
離れたくないに決まってる。
カッコつけて…決心をしたフリしたって
心の中はヒナと絶対に離れたくないって、胸が張り裂けそうなくらい泣き叫んでいた。