スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
篤人からの電話を切った後、ケータイに残されていた未読メールを見て…ハッとした。
“ 早く会いたいよ~! ”
“ダイちゃん、今どこ?”
“ダイちゃん、いつ帰ってくる?”
“ダイちゃん…”のメールが全部で12件。
そして…不在着信が10件。
「なんだよ…これ。アイツ、いったい何時から…俺のことを待ってたんだよ」
はじめの連絡から計算しても、2時間は経過している。
そして、留守番電話の再生ボタンを押すと…
『ヒナです。ダイちゃん、どこにいるの?何度も連絡してゴメンね。けど、早く会いたくって…』
俺は何十回も…再生ボタンを押していた。
その優しい声を忘れないように──・・・