スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
「光貴くん…」
「……歩夢のおしゃべり。なに勝手に喋ってんだよ」
美琴がまだなにか言おうとしたけど、それを聞こうとせず…光貴くんは歩いて行く。
「オレだってわかってたよ。どんなに似てても、誰もアイツの代わりになれないことぐらい。それにアイツはオレのことをそんな憎しみを込めた目で見なかった。いつも、オレを見て笑ってくれてたよ」
「待って…光貴くんっ!」
「やっぱりいなくなっても…アイツじゃないとダメみたい。もう…現れないよ」
そして、角を曲がる瞬間、光貴くんは軽く手を上げて
そのまま、姿が見えなくなってしまった。