スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
「どうなってるの?」
「ヒナに嫌なことをまた思い出させそうで、なかなか言えなかったんだけどね」
「うん」
「ヒナに光貴くんに紹介した後、歩夢くんから聞いたんだけどね……。さっきの話で、だいたいのことはわかったと思うけど、光貴くんね…昔の彼女のことが今も忘れられないみたい。その彼女は2年前…交通事故で亡くなってるんだって」
「……嘘でしょ」
「ううん、ホントなの。光貴くん、元カノにそっくりなヒナにどうしても自分のことを見て欲しかったみたい。どんなにヒナが元カノに似てたって…ヒナはヒナなのにね」
「うん。そうだね」
どんなに外見が似ていても…その人は世界に1人だけしかいない。
誰も代わりになんてなれないんだ。
今のあたしには、それが痛いくらい…よくわかる。
だって、どこを探したって
ダイちゃんの代わりなんていないんだから。