スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
その後…いつものように2人で話をしながら帰った。
光貴くんのことは…一応あれで解決したのかもしれない。
だけど…1つだけ、変わらないモノがある。
それは光貴くんが望んだ結果で。
あたしとダイちゃんの間には…なにもなくなったんだ。
美琴と話をしながら、ぼんやりと…そんなことを考えていた。
そんな時…美琴が急に立ち止まった。
「ねぇ、ヒナ。ずっと…わたし、気になってたんだけど」
「なに」
「ヒナ…ここ何日か元気ないよね。目だって真っ赤に腫れてたでしょ」
美琴がとっても心配そうな顔であたしを見る。
それを見て…思った。
自分のことばっかりで…あたし、サイテーだって。
美琴の気持ちに全然、気がついていなかったなんて。
「……ゴメンね」
あたしは美琴にすべてを打ち明けることにした。