スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜

その後…いつものように2人で話をしながら帰った。


光貴くんのことは…一応あれで解決したのかもしれない。


だけど…1つだけ、変わらないモノがある。



それは光貴くんが望んだ結果で。


あたしとダイちゃんの間には…なにもなくなったんだ。



美琴と話をしながら、ぼんやりと…そんなことを考えていた。


そんな時…美琴が急に立ち止まった。


「ねぇ、ヒナ。ずっと…わたし、気になってたんだけど」


「なに」


「ヒナ…ここ何日か元気ないよね。目だって真っ赤に腫れてたでしょ」


美琴がとっても心配そうな顔であたしを見る。


それを見て…思った。


自分のことばっかりで…あたし、サイテーだって。


美琴の気持ちに全然、気がついていなかったなんて。


「……ゴメンね」


あたしは美琴にすべてを打ち明けることにした。
< 379 / 432 >

この作品をシェア

pagetop