スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
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「お前はなにがいい?」
「篤人が選んだのでいいよ」
「じゃ、オレがテキトーに選ぶから、後で文句だけは言うなよ」
その夜…俺は部屋に篤人を呼んだ。
1人で部屋にいたくなかったから、むさくるしいけど コイツと一緒にK1のDVDでも見ようかと思ったんだ。
でも篤人を呼んだものの…気分はスッキリしなくて、気持ちはいつも別のところにある。
篤人が宅配ピザを頼むって言っても…俺はなんでもよかった。
つーか、これじゃ無気力丸出しじゃん。
「ピザが来るまでまだ時間があるし…どの試合を見よっかな~」
常にハイテンションの篤人。
ご機嫌に鼻歌なんか歌ってるよ。
いつも浮かれ気分のお前が今は羨ましい。
「ほら、ビールでいいだろ?」
「おっ、気が効くじゃんか。サンキュー」
俺はノー天気なお前と違って気が効くっつーの!