スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
「これから観よっと!」
篤人は自分が1番好きな選手が出ているDVDを選んだ。
「この選手って、今度いつが試合だったっけ?」
「俺が知るかよ…そんなこと」
まだ有名でもない篤人が好きな選手の…次の試合の日なんて、俺が知ってるわけねぇだろ。
「アレに書いてあるかも!大地、あの雑誌の今月号、買ってただろ。ちょっと見せてくれよ!」
「はっ?」
「気になるんだよ。チケット取らないといけねぇし」
一度思いついたら、頭がそれ一色になる篤人。
うぜぇ…と思いながらも、ベッド脇に置いてある雑誌をしぶしぶ取りに行った。
「ほらよ…」
「わりいな。なんだかんだ言って大地は優しいな」
お前に言われても嬉しくも…なんともないっつうの。
その後、篤人を相手にしないで、1人でビールをゴクゴクと飲んでいたら──・・・