スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
「お前とあの子って…付き合ってたのか?」
「篤人、わりいけど…今日は帰ってくれ」
「えっ」
俺の突然の言葉に全く理解ができませんって顔をする篤人。
「マジで頼むよ」
篤人に頭を下げるなんて、これから一生ないかもしんない。
それぐらい俺にとって…大事なことだった。
「……わかったよ。なんか、ワケありっぽいし…今日は帰るわ」
「わりいな」
「その代わり、後でちゃんと報告しろよな!」
「気が向いたらな」
「絶対に吐かせてやる!」
そう言って、篤人は玄関のドアを開けて出て行った。
お前の余計な一言が、大事なモノを見つけてくれた。
「もしかしたら、後でお前に…すごいお礼をしなきゃいけないかもな」