スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
その言葉と同時に、ヒナを強く抱きしめた。
「でも、ダイちゃん…」
俺の胸の中にいるヒナが急に不安そうな声を出した。
「どうした?」
「あたし…イヤだよ。ダイちゃんが先生を諦めるなんて」
「……バカ。諦めねぇよ」
ヒナのおでこに自分のおでこをくっつけて話をする。
「だから、ヒナも約束して?」
「え…なんの?」
「実習が終わるまでの3日間だけ…俺たち離れてよ」
「……ダイちゃん」
それを聞いて…すぐに潤んだ大きな瞳。
すぐにヒナが不安そうになったのがわかった。
でも、これが…きっと未来のために。
今、2人ができることだから──・・・