スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜

「ヒナ、今…なに考えてた？」


「頭の中がね…真っ白になって、ダイちゃんのことだけを考えてた」


「俺も一緒。ヒナのことだけ…考えてたよ」


重ねていた唇をそっと…離すと


頭の中は、お互いのことでいっぱいになっていた。


「俺も寂しいよ。たった３日でも…ヒナに触れられないかと思うとさ」


「……ホント？」


子犬ように頼りなさそうな…それでいて無垢な瞳。


それをこれから先も、ずっと守りたいと思うから


ちょっとだけ…お願いだから我慢して？


「俺も我慢するから」


「……うん。あたしもがんばって我慢するね」


ようやく見せてくれた かわいい頬笑み。


───ヒナ…


やっぱり、お前は笑っているのが１番。


その顔が俺…なによりも１番好きなんだ。