スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜

「でも…ダイちゃん。3日間だけ、バレないようにしているだけで大丈夫かなぁ?」


「3日間が終わったら、俺はただの大学生に戻るだけだし…大丈夫だって」


はじめから、少しの間だけ我慢したらよかったんだ。


なのに、酷いこと言って…お前を傷つけて。


ヒナ、ホントにゴメンな。


「……うん。わかった」


頭を撫でてやると、ヒナは嬉しそうに返事をした。


調子のいいヤツ。


「あっ、そうだ!ヒナ、あの“証”って消えた?」


「えっ!」


白い頬が瞬く間に真っ赤になった。


「お前、なんで慌ててんだよ」


「慌ててなんかないもんっ!」


「いや、さっきの慌て方はおかしかった」


「なんでもないって言ってるじゃない!」


「わかったよ。手を振り上げんなっ!危ないだろ!」


拗ねたヒナ姫が、手をバタバタと振って暴れはじめた。


「ゴメンって!ヒナ、機嫌直せよ」
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