スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
柔らかい胸から顔を上げると、ヒナがクスクスと…楽しそうに笑ってる。
「なに笑ってんだよ」
「ただ、すっごく今…嬉しいだけ」
「俺さ…頑張って教師になるから、ヒナも頑張って卒業しろよ」
「うん。あたしも頑張る。だけどね…」
「どうした?」
「ダイちゃんは先生にならなくても…ずっと、ヒナだけのいい先生だったよ」
俺がヒナの先生?
ヒナのヤツ…なに言ってるんだ?
確かに、忙しいヒナの両親の代わりに、俺がいろんなこと教えてやったけど。
「小さい頃から、なんでもあたしに教えてくれたのは…ダイちゃんだったもん」
真剣な瞳で俺を見据え、さらに…ヒナはこう続けた。