スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜

───────────・・・


パン、パンッ!


「ああ。くそ…面白くねぇ」


「大地、いい加減にしろよ!」


俺の胸をめがけて、急に消しゴムが飛んできた。


「なにすんだよ!」


今、大学の図書館で、篤人と授業に使う資料を作成中。


けど、どうやら頭の中は、完全に他のことを考えていたらしく


無意識のうちに開いていた参考書をシャーペンで叩いていたらしい。


「なんかあったのか?会った時からずっとお前、イライラしてるけど…」


「…べつに」


面白くないだけ…ただそれだけだ。
< 89 / 432 >

この作品をシェア

pagetop