スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜

「はぁ…。やっぱり、あれって…嫌われたのか?」


「お前、誰に嫌われたんだ?」


心の中で呟いてたつもりが、しっかり口に出ていたらしい。


「言えよ!すげぇ気になるんだけど。今夜、オレが寝れなかったら大地のせいだぞ!」


また、わけがわからないことを言い出しやがって。



「言えよっ!言えよ!言えよっ!」



好奇心いっぱいの目をして、篤人が連呼する。


「うるせぇよ。黙れ!今、図書館にいるんだぞ」


「……知ってる」


不敵な笑みを見せ、ピースサインをする篤人。


コノヤロ───ッ!


どうしても、俺の口から聞きたいってわけかよ。
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