スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
───この日の夜
実習初日でかなり疲れていたんだけど、眠りが浅いのか何度も夜中に目が覚めた。
心のどこかで…ヒナを怒らせたことを気にしていたんだと思う。
でも朝になると、ヒナの機嫌も戻っているだろうと甘い考えも浮かんだ。
けど、現実はそんなに甘くはなかった。
次の日の朝のホームルーム。
俺が話をしている間、絶対にこっちを見ない生徒が…1人だけいた。
それは俺がこの生徒たちの中で、唯一嫌われたくないって思う女の子…
─────ヒナだった。