スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
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「ねぇ、ヒナ食欲ないの?」
お昼休みになり美琴と自分の机をくっつけて、一緒にランチタイム。
1日の中でも1番楽しい時間なのに、今日はどうしてだか食欲がない。
手が止まったままのあたしを美琴が心配そうな目で見る。
「……うん。ちょっとね」
「いつもより元気もなくない?」
「…そうかな」
「あっ、そうだ。いいこと思いついた!」
と言って、美琴は手に持っていたフォークをお弁当箱の上に置くと
急いでケータイを手に持ち、ものすごい早さででメールを作成していく。
その様子をあたしはキョトンとした目で見ていた。