誠の桜に止まる蝶~沖田目線~
「ん・・・・」

しばらくすると目を覚ましたようだ。

まだ眠いのか瞼をこすっている。

そんな姿が愛くるしい。

私はそっとあたまを撫でてあげる。

するとこちらに視線を向ける。

「お母さま!!!」

瞳に元気が宿りきらきらした瞳でそう叫ぶ。

蝶「ふえ!?お、お母様!?」

「お母さまだあ!!」

私の様子に関係なく抱きつく。

私は条件反射で受け止める。

すると後ろから殺気の様なものを感じる。

総「蝶。それ誰の子供?」

蝶「そ、総司。それは・・・・」

振り向くとそこには笑顔の総司。

否。

作り笑顔を顔に張り付けている総司がいた。

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