誠の桜に止まる蝶~沖田目線~
沙「ふふ。未来の2人の子供よ」

蝶「え?」

すると沙織は朧へと近づき頭をなでる。

沙「このやんちゃな性格、身軽な身のこなし、栗茶の髪の毛、桃色の瞳・・・・全部あなたたちから受け継いだものじゃない。」

蝶「うそ・・・」

総「つまり、僕たちの子供が時を飛んできたってこと?」

こくんと沙織が頷く。

総「でも、まさか・・・・」

沙「一緒に過ごせばわかるわよ」

そういうと朧が目を覚ます。

沙「朧君。おはよう。」

朧「おはよう」

にっこりと愛らしい顔で微笑む。

沙「ねえ朧君?今日はお父様とお母様と一緒に町へ行かない?」

沙織がそう言うと目をキラキラとさせる。

朧「いく!!!!」

総「ちょっ!僕今日巡察あるんだけど?」

沙「ふふ。私が変わってあげるわよ。さあ、2人とも行ってきなさい。」

朧「お父様、お母様!!いこ!!!」

蝶「ちょっ!!」

私たちは朧に引っ張られて走り出した。
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