誠の桜に止まる蝶~沖田目線~
にこにこと微笑む総司。

私は戸惑いつつも赤い風車を受けとる。

蝶「この風車はなに??」

総「いや、蝶も欲しそうにみえたからさ」

少しほしいなって思っていた私は総司の言葉に驚き、少し赤くなる。

そんなに分かりやすいかおしてたのかな??

総「それにさ」

蝶「それに?」

総「あのこは未来の僕たちの子供でしょ?だから少しの間またお別れになっちゃうから、思いでの品をね」

そういって茶目っ気たっぷりにかためをつぶりながら微笑む。

そうだ、また少しの間お別れになってしまうんだ。

そんな風に思うと寂しさが込み上げて泣きそうになる。

私は何度も頭をたてにふった。

朧がこちらへと駆け寄る
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