誠の桜に止まる蝶~沖田目線~
朧「お母さま、具合悪いの?」

蝶「え、そんなことないわよ?」

するとそっと手を握る。

朧「あのね、手を握ると幸せな気持ちになれるんだって!!お母様に教えてもらったの!!」

蝶「私に?」

うんうんと頷く。

すると朧の体がふわりと浮く。

総「じゃあお母様はいまとても幸せな気持ちだね?」

肩車の状態で総司は朧に微笑む。

朧「うんっ!!!」

総「さあ、お祭りをみてまわろうか朧」

朧「うんお父さま!!!」

すこし歩き始めてこちらを振り向く総司。

そっと手を差し伸べてくれる。

総「さあ、蝶もいくよ?」

蝶「うん!!」

愛しい人と愛しいわが子と過ごす時間。

未来の私はとても幸せ者なんだね。

そんなことを思いながらひと時を楽しんだ。

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