誠の桜に止まる蝶~沖田目線~
蝶「なんで白い布かぶってるの?」

沙「もし、誰かに見られても表情を隠せるでしょ?」

蝶「なんで隠すの?」

沙「私は神無月家の当主。本来、涙なんて見せず、強くいなければいけないのよ。だから、隠してるの」

蝶「沙織、沙織は沙織だよ!!」

沙「え?」

蝶「確かに沙織は当主だよ?でも、それ以前に沙織は一人の女の子なんだよ?」

原「そうだぞ?だから泣くのを我慢しなくていいんだ。なんのために俺はお前の傍にいるんだよ」

沙「左之助さん、蝶・・・・」

総「だから、たまには泣いてもいいんじゃなないかな?」

土「ああ。そんなに気を張って生きてたら眉間にしわがよっちまうぞ?」

一「副長みたいにな」

土「なっ!斉藤お前!!」

総「あはは!!一君なかなかいうね」

沙「みんな・・・ありがとう」

泣き笑いの表情で笑う沙織の顔は穏やかなものに包まれていた。
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