誠の桜に止まる蝶~沖田目線~
蝶「総司・・・・?」

総「蝶。すごくきれいだよ」

蝶「な、なんで総司タキシード着てるの?」

総「蝶の世界では結婚のときにこれを着るんでしょ?」

蝶「うん、そうだけど・・・・」

総「ねえ、蝶?僕との約束覚えている?」

蝶「え?」

総「この先なにもかもが落ち着いたら俺と正式に夫婦(めおと)になってもらえますか?っていう約束」

蝶「もちろん覚えているけど・・・」

総「そろそろ、ころあいだと思うんだ」

蝶「え・・・・・?」

総「蝶。僕と恋仲じゃなくて夫婦になってほしい。いつも僕の隣で笑っていてほしいんだ。だめかな?」

蝶「っ!!」

だめなわけない。

だって、ずっとあなたのお嫁さんになることを夢見ていたんだから。

総「蝶。返事を聞かせてきれないかな?」

蝶「はい!!私もこれから永い時をあなたの隣で笑って過ごしたいです。」

総「蝶・・・」

泣き笑いのいとしい人の姿。

いつもと違う姿の蝶はとてもきれいでまぶしかった。
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