誠の桜に止まる蝶~沖田目線~
朝日が顔に当たりまぶしくて目覚める。

そっと隣を見つめると蝶が布団に座っていた。

その瞳には涙があふれていた。

そしてそっと両手で顔を覆う。

「ちよ・・・・?」

そっと声をかけると弾かれたようにこちらを向く。

「あ、沖田さんおはようがざいます!!」

「あ、おはよう・・・」

「今日はいいお天気ですね!!私お洗濯してきます。」

そう言って笑顔で部屋から出ていく。

「いまのは夢かな?」

そう思いながらふと蝶の布団を見るとまくらが涙で湿っていた。

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