誠の桜に止まる蝶~沖田目線~
「恥ずかしくなっちゃったの?」

「は、恥ずかしいですよ!!」

「そっか。じゃあ離すわけにはいかないね。」

そう言って僕は蝶を深く抱き込む。

「お、沖田さんっ///」

顔を真っ赤にしてじたばたと動く蝶。

「ん?なに?」

「なにって・・・」

すこし口をとがらせて不満気な顔も可愛くて仕方がない。

蝶はやっと諦めたのか素直に僕の上にいる。

そして僕たちは取り留めもない話をする。

しばらくすると胸から寝息が聞こえる。

「すーすー」

安心しきった顔で眠る蝶。

僕はそっと髪をなでる。

すると嬉しそうに僕の胸に頬を寄せてくる。

「眠っているときは大胆なんだね?」

後でからかってあげようと思いながらそっと空を見る。
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