誠の桜に止まる蝶~沖田目線~
皆が沙織のぜりーというものを嬉しそうに食べている。

するとそっと俺の隣に沙織が座る。

沙「左之さん、どう?」

原「ああ、うまいよ。」

するとそっと沙織が俺の肩に顔を埋める。

原「沙織?」

沙「どうしても今夜逢いたかったの。左之さんに。」

俺はそっと沙織の手を握る。

原「ああ、俺もだ。」

沙「しばらくは屯所にいるつもりよ。」

その言葉に俺は驚き沙織の顔を見つめる。

沙「ふふっ。そんな驚かなくてもいいなじゃない。」

原「驚くにきまってるだろう?愛しい女のかおをこれから毎日みられるんだからな。」

そういうと沙織は顔を真っ赤に染める。

沙「もう、左之さんの馬鹿。」

原「ああ、馬鹿でもかまわねえよ。それくらい俺はお前に惚れているんだからな。」

そういって俺はそっと沙織の肩を抱きしめた。

< 46 / 167 >

この作品をシェア

pagetop