誠の桜に止まる蝶~沖田目線~
沙「それと、私をあなたの妻って言ってくれてありがとうございます。」

顔をほんのり赤く染めて、そしてなぜか瞳に涙をためて微笑む。

左「まあまだだけどな。でも将来は俺の妻になってくれるんだろう?」

沙「はい、もちろんです。」

左「じゃあなんでそんなに泣くんだよ。」

そっと零れそうな涙を手で拭うと沙織は俺の手を両手で包む。

沙「だって、すごく幸せなんですもの。だから涙が出てしまうんです」

そんな沙織を抱きしめる。

左「これくらいで泣いてたんじゃきりがないぜ?俺はこれからもっとお前を幸せにするつもりでいるからな。」

沙「はい!!」

久しぶりに訪れた二人の穏やかな時間。

俺はそっと沙織に口づける。

硝子を扱う様に丁寧に、大切に。

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