誠の桜に止まる蝶~沖田目線~
どれくら意識を手放していたのだろう?
徐々に戻っていく。
するとどこからか話声が聞こえてくる。
どうやら蝶を新八さんが話しているらしい。
蝶「新八さん、総司を部屋まで運んでくださってありがとうございます。」
新「構わねえよ!!それより土方さんが総司を今日一日休ませるようにって。」
蝶「わかりました。」
新「じゃあ俺巡察いってくるな!!」
元気がとりえな新八さんはまた元気よく出ていく。
本当に、うるさい人だ。
そっと僕のおでこから手拭いを取りまた冷たい手拭いをおく。
どうやら僕は熱があるらしい。
そう実感すると悪寒がしてからだがだるく感じる。
蝶「もう、総司はどうして私にそうやって隠し事するのよ・・・」
寝ている僕に蝶が怒っている。
どうやら本当に怒っているらしく声色がいつもより低い。